CAF AWARD

CAF賞2019


ABOUT CAF AWARD


「CAF賞」は、日本全国の高校・大学・大学院・専門学校の学生、および日本国籍を有し海外の教育機関に在籍する学生の作品を対象としたアートアワードです。学生の創作活動の支援と日本の現代芸術の振興を目的に開催し、今回で6回目を迎えます。最優秀賞に選ばれた受賞者には賞金100万円のほか、副賞として個展開催の機会を提供します。また、入選者を含むいずれかのものに海外渡航費用として50万円を授与いたします。この度「CAF賞入選作品展覧会」を10月1日(火)~10月6日(日)の6日間、東京・代官山のヒルサイドフォーラムにて開催いたしました。

JURIES審査員


  • SCAI THE BATHHOUSE

    白石 正美

    Masami SHIRAISHI

    1947年、東京生まれ。SCAITHEBATHHOUSE代表。慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻。89年より青山表参道の東高現代美術館副館長。国際的なアートマーケットを視野に国内外の現代美術作家を取り扱う「白石コンテンポラリーアート」を設立。92年にアートフェア東京の前身となるNICAFを立ち上げた。SCAI THE BATHHOUSEを台東区谷中に開設。一方、谷中の地域の活性化を進め、「カヤバ珈琲」や「上野桜木あたり」を再生。近年、若手アーティストのための実験場として「駒込倉庫」や新しい視点のスペース「SCAI PARK」を天王洲アイルにオープン。

  • 東京都現代美術館

    藪前 知子

    Tomoko YABUMAE

    1974年、東京生まれ。東京都現代美術館学芸員。これまで企画担当した主な展覧会は、「大竹伸朗 全景1955-2006」(2006)、「MOTコレクション特集展示 岡﨑乾二郎」(2009)、「山口小夜子 未来を着る人」(2015)、「おとなもこどもも考えるここはだれの場所?」(2015)、「MOTサテライト2017春 往来往来」(2017)(以上、東京都現代美術館)など。キュレーションの他に、雑誌等に日本の近現代美術についての寄稿多数。札幌国際芸術祭(SIAF)2017にバンドメンバー(企画チーム)として参加。

  • Rhizomatiks

    齋藤 精一

    Seiichi SAITO

    1975年、神奈川県生まれ。ライゾマティクス代表取締役 / クリエイ ティヴ&テクニカル・ディレクター。建築デザインをコロンビア大学(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。06年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考をもとに、アートやコマーシャルの領域で立体作品やインタラクティヴ作品を制作する。

WINNERS受賞者と作品


  • 最優秀賞

    サカイ ケイタ

    Keita SAKAI

    Keita SAKAI

    WEB SITE

    武蔵野美術大学大学院

  • Tititle

    命がけ

    ハンガー、卵

審査員講評

読み書き困難という作家自身の感覚の特異性から出発しているとのことだが、それに限らず、他者には共有できない作家個別の感覚に、この作品を通して触れることができた。針金と卵という最小限の組み合わせを用いて、重力も含めた彫刻の条件を可視化しつつ、文字のようなものであり、造形物でもあり、彼が常日頃外界に対して持っている鋭い感受性を鮮やかに示してもらえた。(藪前)

  • 白石正美賞

    山口 由葉

    Yuiha YAMAGUCHI

    Yuiha YAMAGUCHI

    WEB SITE

    東京藝術大学大学院

  • Tititle

    (左)たくさんの花嫁 東京、(中央)川、(右)家 雨の日

    キャンバスに油彩

審査員講評

キャンバスに絵を描くという、根源的な制作態度に徹していることに惹かれる。多様な表現が可能となっている現代、平面に向かって苦悩することを続けて欲しい。素描と絵画の関係を突き詰めていくことの愚直さに期待したい。(白石)

  • 藪前知子賞

    敷根 功士朗

    Koshiro SHIKINE

    Koshiro SHIKINE

    WEB SITE

    東京藝術大学大学院

  • Tititle

    Affection:Warm like Paris in the month of May it was / Stay with me:Forever / Stay with me:Journey

    映像、モニター、彫刻・石粉粘土、写真、衣服、インク

審査員講評

欠けてしまった男性の大事な部分を埋めるというわかりやすい作品だが、一つのシンプルな行為がパズルのピースのように色々な意味を引き寄せて、こちらの思考を刺激する。西洋の古典主義の立派な身体と東洋人である作家自身の身体の対比や、かつて西洋では都市を略奪した時、男性性の象徴部分を切り取って持って帰るという風習があったとのことで、彫刻に付随する男性性を様々な角度から脱臼していく。公共空間におけるハプニングの要素もあり、見るたびに新しい発見のある秀作。(藪前)

  • 齋藤精一賞

    油原 和記

    Kazuki YUHARA

    Kazuki YUHARA

    WEB SITE

    東京藝術大学大学院

  • Tititle

    MOWB

    映像インスタレーション

審査員講評

審査員の中では、この作品をCAF賞の入選作品として、アートとして捉えるべきか否かという大議論があった。しかし、たった一人で一年をかけてアニメーションの全てを一枚一枚手書きで描いたということを聞き、そのクラフト感に感動した。VRの作品は、CGを使用すると味気なくなるが、この作品はどこを見ても味がある奥の深い作品である。高い解像度を創り上げること、その表現が普通のレベルを逸脱していると感じ賞を贈りたい。(齋藤)

  • 海外渡航費授与

    平瀬 ミキ

    Miki HIRASE

    Miki HIRASE

    WEB SITE

    情報科学芸術大学院大学

  • Tititle

    Transluncent Objects -Maquette #1- / Transluncent Objects

    映像

審査員講評

ものを様々な方向から見ること、重ねることでそもそも身体とはなんなのかといった感覚を反芻し、作品の完成を今後も磨いていってほしい。良い意味で、まだ余白やポテンシャルのあるアーティストだと思っているので、海外での経験を通し、あらゆる視点から作品をコンテクスト的に厚くしていただきたい。(齋藤)

FINALISTS入選作家


  • 浅野 ひかり(東京藝術大学)

    Hikari ASANO(東京藝術大学)

  • 東 弘一郎(東京藝術大学)

    Koichiro AZUMA(東京藝術大学)

  • 新井 浩太(東京造形大学)

    Kota ARAI(東京造形大学)

  • 加藤 広太(武蔵野美術大学)

    Kota KATO(武蔵野美術大学)

  • 木下 理子(武蔵野美術大学大学院)

    Riko KINOSHITA(武蔵野美術大学大学院)

  • 木村 桃子(武蔵野美術大学大学院)

    Momoko KIMURA(武蔵野美術大学大学院)

  • サカイ ケイタ(武蔵野美術大学大学院)

    Keita SAKAI(武蔵野美術大学大学院)

  • 敷根 功士朗(東京藝術大学大学院)

    Koshiro SHIKINE(東京藝術大学大学院)

  • 原本 悠(武蔵野美術大学大学院)

    Haruka HARAMOTO(武蔵野美術大学大学院)

  • 平瀬 ミキ(情報科学芸術大学院大学)

    Miki HIRASE(情報科学芸術大学院大学)

  • 山口 由葉(東京藝術大学大学院)

    Yuiha YAMAGUCHI(東京藝術大学大学院)

  • 油原 和記(東京藝術大学大学院)

    Kazuki YUHARA(東京藝術大学大学院)

MOVIE


PHOTOGRAPHS


Contemporary Art Foundation