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CAF賞2017 最優秀賞受賞作家

木村翔馬 個展

dreamのあとから
(浮遊する絵画とVRの不確定)

2018年11月23日(金・祝)〜12月2日(日) 
会期中無休 
10:30−18:30

会場
ninetytwo13gallery 東京都港区赤坂9-2-13

オープニングレセプション
11月23日(金・祝) 18:00−20:00
どなたでもご参加いただけますので、
ぜひお越しください!

主催:公益財団法人 現代芸術振興財団
協力:Tokyo Chapter, Roam Tokyo
会場設営:HIGURE 17-15 cas
展覧会グラフィック:三重野龍
料金:無料

主催:公益財団法人 現代芸術振興財団
協力:Tokyo Chapter, Roam Tokyobr
会場設営:HIGURE 17-15 cas
展覧会グラフィック:三重野龍
料金:無料

個展の展示イメージ
「卒制」より『展示/VRと絵画の不確定』
(画像は鑑賞者視点のVR映像の再現)

dreamのあとから
(浮遊する絵画とVRの不確定)

1996年生まれの木村は、自身をデジタル・ネイティブ世代の作家に位置づけ、3DCGやVRといったデジタル技術と、キャンバスに絵具といった従来の画法の、双方を行き来しながら制作してきました。関東初個展となる本展では、木村はデジタル・ネイティブ世代ならではの感覚から紡ぎ出すVRを用いた新作のインスタレーションと絵画作品群を発表します。デジタル空間上で描かれ発表される絵画作品と現実空間に基づき作られ展示された絵画作品は、私たちの感覚を新たな領域へと向かわせるでしょう。新世代のアーティストが描き出す新しい絵画の地平に、ぜひご期待ください。

木村翔馬

木村翔馬

Shoma Kimura

  • 1996 大阪府生まれ
  • 2018 京都市立芸術大学 美術科 油画専攻 卒業
  • 2018 京都市立芸術大学院 美術研究科修士課程 絵画専攻 在学
  • 個展
  • 2017「救済する絵画 欠陥する長方形」
  • 京都市立芸術大学 小ギャラリー(京都)
  • 2018「展示 / 絵画とVRの不確定」
  • 京都市立芸術大学 旧音楽高校 構造設計室(京都)
  • 受賞歴
  • 2017「第4回CAF賞」最優秀賞
  • 2018「京都市立芸術大学 作品展・有志展 2017市長賞

「無限大の夢のあとの何もない世の中じゃ」は、TVアニメ『デジモンアドベンチャー』(1999年放送開始)のOP『Butter-Fly』の歌詞です。その意味について、ネット上には様々な解釈の考察が書かれていますが、「当時の10才にとっての社会状況を暗示した」というのが有力です。マスメディアの報じる暗いニュースと経済不況の深刻化や失業率の増加は、子どもたちのリアルとして、バブル世代の親(≒無限大の夢)と対比されていました。

「やがて手が届く夢のために心のドアをあけておこうよ」は、TVアニメ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』(1997年放送開始)のED『FOR THE DREAM』の歌詞です。この二つのTVアニメのメインテーマとして「デジタル技術」がありますが、デジタル技術やインターネットへの強い希望(≒夢)というものも当時はありました。日本のインターネット・バブル(ITバブル)は1999年から始まります。 (子どもにとってのリアリティは社会経済にはなかったですが…)

それはそうと、「ゆとり教育」を小学校入学から高校卒業(2002年〜2014年)まで受けられた世代というのは、一学年しかいません。子どもに時間の余裕が与えられた期間は、インターネット文化が急成長した時代でした。2018年には見えなくなっているかもしれないネット世界と文化。

デジタル世界のdreamに入り込む。

木村翔馬

TALK EVENT

トークイベント

気鋭の批評家のgnckさんとキュレーター・若山満大さんをお招きして、木村さんの作品やデジタル画像やVRの登場が絵画にもたらす影響などについて、作家を囲んでトークを行います。
事前予約不要。参加費無料。

2018年11月23日(金・祝) 17:00-18:00

  • caf-awards-2018-jury-Masami-Shiraishi-caf賞-2018-審査員-白石正美

    gnck

    キャラ・画像・インターネット研究。1988年生まれ。「画像の演算性の美学」を軸に、webイラストから現代美術まで研究する。美術手帖第15回芸術評論募集第一席。武蔵野美術大学芸術文化学科卒。

  • caf-awards-2018-jury-Tomoko-Yabu-caf賞-2018-審査員-藪前知子

    若山満大

    1990年岐阜県養老町生まれ。キュレーター。アーツ前橋学芸員。2015年神戸大学大学院人間発達環境学研究科修了。愛知県美術館学芸員、あいちトリエンナーレ2016コーディネーターを経て現職。専攻は日本写真史、近現代美術史。主な企画展として「台風と秩序」(2018、スタジオ35分)、「写真的曖昧 The blur in photographs」(2018、金沢アートグミ)などがある。

ART Düsseldorf 2019

2019年11月にドイツ・デュッセルドルフにて開催されたアート・デュッセルドルフに参加し、作品展示およびワークショップを行いました。

本展覧会について

本展覧会は、公益財団法人 現代芸術振興財団の行う「CAF (Contemporary Art Foundation) 賞」の最優秀賞の副賞として行っております。CAF賞とは、学生の方々を対象に若手アーティスト育成を目的として2014年より毎年実施しているアートアワードです。最優秀賞受賞者には賞金100万円のほか、副賞として個展開催の機会を提供しております。

COLLATERAL EVENTS

同時開催

CAF賞2018 入選作品展覧会 2018年11月27日(火)~12月2日(日)
11:00−19:00
※最終日のみ17:00閉場 代官山ヒルサイドテラスF棟ヒルサイドフォーラム Google Map

LOVE & PEACE
ロバート・インディアナ追悼展
2018年11月27日(火)~12月2日(日)
11:00−19:00
※最終日のみ17:00閉場 代官山ヒルサイドテラスF棟ヒルサイドフォーラム Google Map

お問い合わせ

公益財団法人現代芸術振興財団 
TEL:03-6441-3264 E-mail:contact@gendai-art.org