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CAF賞2023入選作品展特設パフォーマンス/山口塁『ホットサンドメーカーズクラブ – I’M FROM HUMAN -』

12月12日より開催する、学生対象アートコンペ「CAF賞2023入選作品展」の展覧会期間にあわせ、CAF賞2023に入選した山口塁によるパフォーマンスを開催いたします。期間中は下記時間帯でパフォーマンスが開催されます。(事前予約不要)みなさまのご参加、心よりお待ち申し上げます。

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『ホットサンドメーカーズクラブ - I'M FROM HUMAN -』

納豆、韓国海苔、チーズ...異文化の食材も挟んでホットサンドにしてしまえば大抵美味しくなる。そこに政治的対立やイデオロギーは関係ない。私はホットサンドメーカーを持って国内外を旅しながら多くの人と食事と物語を共有してきた。

展示作品はベルリンで出会ったウズベキスタンの移民"Rasu"が語った「俺はウズベキスタン出身じゃない、人間出身だ(I’M FROM HUMAN)」というセリフから引用している。昨今の世界情勢を見ると、その言葉の重みは一層増していると感じる。

例えばロシアとウクライナ、それぞれの郷土料理を挟んだらどんな味になるのだろうか。
私はまだイスラエルとパレスチナの料理を食べたことがない。

パリから日本に一時帰国するにあたって、都内にあるウズベキスタン、ロシア、ウクライナ、イスラエル、パキスタン料理屋を巡る。
そこで得た各国の伝統料理をパンに挟んで展示したいと思う。

開催日時:12月12日(火)〜12月17日(日)の期間中全日の11:00〜、18:50〜

11:00
ホットサンドを焼く、展示する

18:50
展示したホットサンドを食べる


問い合わせ:info@ruiyamaguchi.com

山口塁

1991年金沢生まれ。東京藝術大学大学院先端芸術表現科所属。持ち物スマートフォンのみで国境を横断する《スマホ1台旅》(2017-)、バックグラウンドの異なる者同士をつなぎ合わせていく《ホットサンドメーカーズクラブ》(2022-)など、地政学や生活に潜む境界線を可視化するアクションを通じてシステムに従属する個人のアイデンティティを捉える。現在、パリ国立高等美術学校(Beaux-Arts de Paris)に交換留学中。
https://ruiyamaguchi.com/

Contemporary Art Foundation