INTERVIEW

Artists #36 畑山太志

 この度のアーティストインタビューでは、2014年に行われた第一回CAF賞で優秀賞と名和晃平審査員賞を受賞された畑山太志さんをご紹介いたします。畑山さんは先月6月は東京・EUKARYOTEにて、現在は神奈川・Gallery Pictorで個展を開催されています。
 畑山さんの作品は、視覚では捉えることができないものの、自然の場で身体が確かに感じ取る空気感や存在感の視覚化を試み、「素知覚」と呼ぶ知覚の外側ではない本来身体が持っているはずのありのままの知覚を手がかりに、目に見えない世界を表象しています。自然のさまざまな現象が持ちうる環世界や植物が多様な生物とともに形成するネットワーク、さらにはデジタルやAIまでをも含みこむ現代における新たな自然など、多様なモチーフをベースに制作を展開します。個展のお話しから制作のお話まで幅広く畑山さんに伺いました。


--2020年に「素知覚」、今回の「空間体」とEUKARYOTEで2回、個展を開催されています。

畑山:前回の2020年の個展では、今も制作のコンセプトになっている「素知覚」という言葉が初めて生まれた展示でした。「素知覚」とは言葉にはしがたいけれど目に見えないものを感じ取ることのできる身体感覚を指す、僕が作った言葉で、絵を描き始めた当初から関心がある「人間の知覚の外にあるものにどう触れるか・見えないものをどう捉えるか」ということを自分の作品の中で展開する上で、重要なキーワードとなっています。例えば、森に入った時や神社を歩いている時の空気の違いなど、言葉にはならない感覚だけど、確かに誰しもが感じる感覚というか、その感覚を「素知覚」と名付けました。不可視の世界に触れるにはどうしたらいいのかと考えたとき、自らの内側に向きあうことこそが、目に見えない世界に触れることなのではないかと考え、前回の個展「素知覚」では知覚の内側と外側を行き来するような展示空間を考えました。

「素知覚」展示の様子 2020年、EUKARYOTE

畑山:今回の個展「空間体」では、アプローチを逆にしたというか、「素知覚」がベースというのは変わらないんですが、改めて外界にあるものをどう捉えるか再考しました。「素知覚」のときに出展した《草木言語》シリーズの作品は、ウッド・ワイド・ウェブと呼ばれる、樹木の根や菌糸を通じて樹木同士がコミュニケーションを図るという言葉をコンセプトとした作品があるのですが、その作品から思考が発展していったとも言えます。自分をも含めた大きな生命体というか、複数種の生命・非生命が合わさって一つの空間を作っていく様は、複数それぞれを個体としてカウントすることもできる一方、全体を一つの生命と捉えることもできると思ったんです。僕たち人間の中にもたくさんの微生物が住んでいるように、「一つの個体」という考え方は非常に曖昧なものだなと思うようになったんです。生命も非生命も同居して一つの大きな生命体を作り上げていくようなイメージで、今回は「空間体」というコンセプトを立ち上げました。外界を含めるなどスケールが変われば、生命の捉え方、カテゴライズの線引きが難しくなり、一個体性という前提は、どこからが個体なんだろうかとか、どうやって境界付けられているのだろうかとか、考えれば考えるほどひどく曖昧なものと思えてきました。ウッド・ワイド・ウェブもひとつの大きな生命体のように考えられるし、人工的な都市空間、住宅地、家など一つとっても、あらゆるものが共存してその空間が成り立っているわけで、そういうイメージで今回は「空間体」とタイトル付けをしました。

--もっと広い括りで、例えば宇宙、さらに宇宙をも包括する巨大な集合体、仮想空間なども「空間体」に含まれていくと言えますね。

畑山:3階で展示しているアブストラクト絵画は、まさにそういったコズミックなイメージ、宇宙的なスケールで展開していて、作品タイトルにも「星」や「惑星」といった言葉を織り交ぜました。

「空間体」3階での展示の様子 2022年、EUKARYOTE Photo by RYO YAHARA

畑山:そして1階の絵画は、何か明確なモチーフなどがあるわけではないのですが、人工的で、仮想的なイメージも取り入れて制作をしています。この黄色い画面の作品は《仮想と霊体》というタイトルなのですが、画面のやり取りの中から生まれてくる空間があり、デジタル空間上の無機的なレイヤーが重なっているような感じがあってこのタイトルにしました。

《仮想と霊体》2022/キャンバスにアクリル/53×41cm/Photo by Ujin Matsuo

畑山:デジタル空間上にも、霊的な何かが漂う可能性というのはあって、「素知覚」というのはまさにそういう目に見えないものにアプローチしていくということだとも思うんです。人工というのも大きな自然の中に含み込まれるものだと思うので、人工的な場に霊的な何かが全くないものというのはないと思っています。あらゆる、生命・非生命といったもの全部を同じくらい大事なものとして扱いたい、という意識があります。

--まずはコンセプトを読まずに展示を拝見したのですが、3階の色彩が豊かな作品を拝見させていただいたとき、樹木の表面のざらつきや大気、山々の噴火の瞬間を捉えたような作品にも見えました。

《珪化木の時間》2022/キャンバスにアクリル/31.8×41cm/Photo by Ujin Matsuo

《星図 #12》2022/キャンバスにアクリル/53×41cm/Photo by Ujin Matsuo

畑山:それはとても嬉しいご感想です。二つの重要なご指摘があると思いました。一つは風景的な問題だと思います。3階で展示しているようなアブストラクト系の絵画は、2018年ごろまでは自身が場から受けた感覚や体験したことをベースに具体的な風景が抽象化されていくということが多かったです。そこから制作を進めていくにつれて、だんだんと具体的な風景は設定せず、筆触の重なりから風景を見出していく、という方に転換していきました。具体的な場は設定していなくても、今まで自分の中に蓄積してきた経験や風景に加えて、ゲーム空間やアニメーション、SFなど、そういうデジタル的なの記憶も断片的に混ざり込んだ形でアウトプットされていくようになっていきました。その重なりによって、実際自分が体験できない惑星規模の風景が絵画の中に入ってきているのかもしれず、それが大気や噴火の瞬間の風景に見える、ということに繋がるのかもしれません。
 もう一つは、スケール的問題のように思います。空間体のコンセプトもまさにそうであるように、ミクロな空間をずっと見ているとマクロのイメージにも繋がります。一つの小さいものをじっと見ていると、すごく広大な世界にも見えるし、それこそ木の幹の模様を辿っているだけで円環を描いたものが見えてきたり、はたまたそれが銀河系にも見えてきたり、イメージの飛躍が一つの対象に向かうだけでノンスケーラブルな自在性が生まれます。人間が捉えることのできるスケールを自由に行き来することが絵の中に含まれていくということはすごく面白いです。

《星の転回》2022/キャンバスにアクリル/53×65.2cm/Photo by Ujin Matsuo

--そもそも「素知覚」というキーワードはどのように生まれたのでしょうか。

畑山:「素知覚」は2020年の個展で初めて生まれた言葉です。コロナで個展開催の時期がずれて強制的に時間が生まれ、作品と向き合う余裕ができました。その時間のおかげで「素知覚」という言語が生まれ、《草木言語》シリーズなどの作品も出来上がりました。僕は学部一年生の頃、紙を重ねたコラージュ作品を実験的に作っていたことがあったんですが、その仕事が戻ってきたような感じもあって、今振り返るととても大事な時間でした。

「素知覚」展示の様子から、右側二点が《草木言語》シリーズ 2020年、EUKARYOTE

畑山:「素知覚」は詩的な言葉とも言えます。詩は通常の言語とは違う意味性を持っていて、普段会話で使用される言葉の固まった意味内容を自由に解き、別のところに飛んで行かせるような力があります。自分の絵画の中でもすごく複雑なことが起きていて、事前に用意したアウトプットしたいものが出てくるのではなく、絵と対話する中で出てきた複雑な時間性と空間性が同時に起こっているものです。自分がやっていることを広く捉え、一つの言葉で例えられないかとずっと探してきました。「知覚」にはずっと興味があったので、知覚という言葉に何かを組み合わせられないだろうかと、言葉の組み合わせで考え始めて、最初は「逸らされた知覚」という言葉も考えたりしましたが、よりコンパクトにシンプルに伝えられないかと考えた結果、「素知覚」という言葉が誕生しました。「素知覚」と閃いたときは、絵を完成させるような感覚がありました。先に述べたコラージュ作品にも近い、切り貼りしながら言葉で絵を描く、といった感じもありました。

--この「空間体」開催中に始まった、現在開催中の鎌倉・Gallery Pictorでの個展についても教えてください。

畑山:もともとは別々に展示のお話をいただいたんですが、今回Pictorさん、EUKARYOTEさんと相談させていただいた上で、同時期の開催となりました。
 EUKARYOTEでは今まで継続してきたシリーズの発展・展開で展示構成していますが、Pictorの方は今まで継続してきた白い作品もありつつ、シリーズの合間で生まれてくる、シリーズへ還元しきれないペインティングを出展しています。制作をしていると、方法論にも囚われていない、新しい未開のものでありながら、多分に情報が含まれているどのシリーズにも属さない作品がドローイングも含めて無数に生まれてきます。そういう作品はなかなか展示の機会がなくて、だけど一方で自分の意図していない筆触があったり重要な作品もあったりして、そういった新しい切り口の展示になっています。そういう意味でもEUKARYOTEとの同時開催は興味深く面白い展示になっているのではと思います。

「客観の方法」展示の様子 2022年、Gallery Pictor/Photo by Ujin Matsuo

畑山:それから、Pictorでは白い作品は4点中3点が御神木をモチーフにしています。その御神木は現在僕のアトリエがあるところの近くに実在する御神木なのですが、僕は近所に御神木があるということで身体的にも精神的にも救われた経験がありました。実はEUKARYOTEにも1点だけ《対存在》というその御神木の絵があるんですが、そのモチーフは不思議な木で、大木が避雷針代わりに雷に当たって倒壊してしまったことがあったみたいです。でも大きい樹木の幹が地面に1メートルほど残っていて、そのうろの中から細めの新しい木が生えているんです。《対存在》には元あった木の幹の方に葉っぱの影が投影されていて、新しい木の方にはテクスチャーが盛られており、作品の中に生と死が同居する寓意画のようにもなっています。

「客観の方法」展示の様子から、御神木をモチーフにしたシリーズ 2022年、Gallery Pictor/Photo by Ujin Matsuo

畑山:Pictorでは過去に2回グループ展をやらせていただいたことがあって、その展示は自分の作品と一緒に、制作において参考にしている書籍を展示するという企画でした。その前回の流れを汲み、今回の個展も一冊選んで要素を入れています。中沢新一氏の「ミクロコスモスⅡ 耳のための、小さな革命」という書籍なんですが、その中に「陽気と客観」という正岡子規について書かれたテキストが収録されています。そのテキストの中での「客観」の考え方が面白くて、今回の僕の展示のテーマにしました。例えば「素知覚」は、知覚にどれだけ敏感になれるか、主観的な感覚こそが目に見えない世界に触れることであるという、そこに照準を合わせていたんですが、一方正岡子規がいう「客観」とは、俳句や短歌において写生(スケッチ)が大切だと言っていて、いわゆる美術がやってきた写生というものを俳句の世界に持ち込んでいるわけですが、見たまま、あるがままに、その写生をすることで客観が実現し、ものが一番生き生きとした次元に迫ることができるといったことが書かれていました。それを読んだときに、僕が「素知覚」でやろうとしていることに似ているな、と気が付いたんです。目に見えないものに迫るために、主観的な感覚に敏感になろうとしていましたが、正岡子規は自分の感情や思考を取っ払うことで、その次元が立ち上がる、とその本では書かれていたんです。つまり、主観と客観は違うことを求めているにもかかわらず、やろうとしていることは同じ、究極的に言ってしまえば、主観と客観は円環のように繋がってくる意味なのかもしれないと思ったんです。この言葉からこの展示では、先にも言ったように、僕が今までやってきたことを違う視点から切り込んでいく、ということをしています。確かに、私たちは自分たちではどうしようもできない偶然性の世界に身を置いているわけで、客観の世界にいるという事実をどうやって感じ取ることができるか、それをテーマとし「客観の方法」とタイトル付けをして展示をしています。

昨年開催されたグループ展「Arts & Library Show [awareness]」では畑山が制作で参考にしている書籍も作品と一緒に展示された。(2021年、Gallery Pictor)

--畑山さんは第一回CAF賞(2014年)にご応募いただき、約8年、活動を拝見させていただいております。

CAF賞2014受賞作《在り処》2013/キャンバスにアクリル/194×130.3cm

畑山:そうですね。2014年にCAF賞でいただいた賞金でフィンランドに旅行へ行きました。そのフィンランド滞在で得た体験などを元に卒業制作を行いました。フィンランドの風景をモチーフとした作品を有志卒展のウェブサイトでセゾンの方が見てくださっていて、そこからSEZON ART GALLERY(*2017年閉廊)のグループ展に参加する機会をいただき、その後に個展、セゾン現代美術館でのグループ展とありがたいことに展覧会の機会を頂きました。またほぼ同時期に、CAF賞の第一回~第三回の入選・入賞作家を対象とした名和晃平さんキュレーションの、京都・HOTEL ANTEROOM KYOTOでの選抜展にも参加しました。関西での発表は今までなかったので、受賞後のサポートはとてもありがたかったです。そのときに出した作品は、世界地図と滝の風景のイメージを重ねた作品で、その作品が具象的な展開から抽象的な展開になったきっかけとなって、今現在のアブストラクト的なペインティングに直接つながってくる重要な作品でした。CAF賞をきっかけに今につながるさまざまな作品やつながりが生まれてとても感謝しています。

「CAF Selected GroupExhibition Selected by Kohei NAWA」展示の様子から、畑山の作品《水々景》2015/綿布にアクリル/130.3×162cm

--今後の活動の展望を教えてください。

畑山:ここ数年コロナ禍で、デジタルに触れている時間が以前よりも一層増え、その環境の中で、今回の個展にも出展している「デジタルと自然」といったような作品テーマにつながってきたのかもしれないと思っています。それは自分が本来持っていた興味をうまく引き出すきっかけだったし、作品の幅も広がり、今回の「空間体」の話にもつながっていったと思うんです。ただ、ずっとそのリアリティに触れ続けていると、身体的なリアリティが枯渇してくるような気がしてマズイようにも思います。そうなったときに、アトリエの近くに立っている御神木や、神社や自然公園のようなところに足を伸ばすことで、身体的なリアリティが回復してくるような気がして、デジタル上の空間とリアルとのバランスを取るということが大事なんだということがよく感じられました。フィジカルとデジタル、絵画制作、言葉の空間を行き来して、今後も新しく知覚世界を更新し続けていこうと思います。

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開催概要
タイトル:畑山太志個展「空間体」(*会期終了)
会期:2022年6月10日(金)〜7月3日(日)
会場:EUKARYOTE(東京都渋谷区神宮前3-41-3)
https://eukaryote.jp/exhibition/taishi_hatayama_soloex_2022/

タイトル:畑山太志個展「客観の方法」
会期:2022年6月18日(土)〜7月15日(金)
会場:Gallery Pictor(神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-1-28 鎌倉テーラービル202)
https://gallery-pictor.com/exhibitions/hatayama-objective/

畑山 太志 | HATAYAMA Taishi

1992 神奈川県生まれ
2015 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2017 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期(修士)課程絵画専攻油画研究領域 修了

個展
2022 「客観の方法」Gallery Pictor(神奈川)、「空間体」EUKARYOTE(東京)
2021 「animarium」un petit GARAGE(東京)
2020 「素知覚」EUKARYOTE(東京)
2017 「時はぐれ」 SEZON ART GALLERY(東京)
2014 「畑山太志展」 GALLERY b.TOKYO(東京)

グループ展
2022 「Arts & Library Show《中心はどこにでもあり、多数ある》」 Gallery Pictor(神奈川)
2021 「Rejoice! 豊かな喜びの証明 Ⅱ: Kairos」セゾンアートショップ、ヨコハマ グランドインターコンチネンタルホテル(神奈川)、「Nagi Contemporary Arts Project」Gallery FIXA、奈義町現代美術館喫茶室(岡山)、「Arts & Library Show [awareness]」 Gallery Pictor(神奈川)、「Naked Image」 ヒルトピア アートスクエア(東京)、「エマージング・アーティスト展」 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(東京)、「SHARE the unprivate collection by虫貴族」コートヤードHIROO(東京)、「My Armchair/私の肘掛け椅子」ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京)
2020 「U-35 Exhibition」TURNER GALLERY(東京)、「EUKARYOTE GROUP SHOW」EUKARYOTE(東京)、「Rejoice! 豊かな喜びの証明」 アキバタマビ21(東京)、「POP UP SHOW with EUKARYOTE」WHAT CAFE(東京)、「attunement」The 5th Floor(東京)、「神宮の杜芸術祝祭」明治神宮ミュージアム(東京)
2019 「Practice_01: 線を引く」 EUKARYOTE(東京)、「HELLO my name is ________」 EUKARYOTE(東京)
2018 「para nature」EUKARYOTE(東京)、「現代茶ノ湯スタイル展 縁-enishi-」西武渋谷店B館8階美術画廊(東京)、「網膜と記憶のミトロジー」セゾン現代美術館(長野)、「京都アートラウンジ」HOTEL ANTEROOM KYOTO(京都)、「PREVIEW」EUKARYOTE(東京)
2017 「CYA! Modern/セイヤー!モダン〜to the next stage」SEZON ART GALLERY(東京)、「美藝礼讃ー現代美術も古美術も」セゾン現代美術館(長野)、「ART FORMOSA 2017」誠品ホテル(晴山藝術中心)(台北) 、「多摩美術大学美術学部卒業制作展・大学院修了制作展」多摩美術大学(東京)、「3331 Art Fair 2017 -Various Collectors Prizes-」3331 Arts Chiyoda(東京)、「Arts in Bunkacho ~トキメキが、爆発だ~」文化庁(旧文部省庁舎)パブリックスペース(東京)、「第40回東京五美術大学連合卒業・修了制作展」国立新美術館(東京)
2016 「CAF賞選抜展」 HOTEL ANTEROOM KYOTO | GALLERY 9.5(京都)、「SEZON ART GALLERY 美大生展 in 2016」 SEZON ART GALLERY(東京)
2015 「多摩美術大学美術学部卒業制作・大学院修了制作展」多摩美術大学(東京)、「TARGET」 府中市美術館1階市民ギャラリー(東京)、「第38回東京五美術大学連合卒業・修了制作展」国立新美術館(東京)、「TURNER AWARD 2014」TURNER GALLERY(東京)
2014 「第1回CAF賞」TABLOID GALLERY(東京)
2013 「第49回神奈川県美術展」神奈川県民ホールギャラリー(神奈川)、「ワンダーシード2013」トーキョーワンダーサイト本郷(東京)

賞歴
2015 「多摩美術大学卒業制作展」福沢一郎賞、「TURNER AWARD 2014」優秀賞
2014 「平成26年度 日本学生支援機構優秀学生顕彰」奨励賞、「平成26年度多摩美術大学校友会」奨学生、「第1回CAF賞」優秀賞、審査員特別賞(名和晃平賞)

パブリックコレクション
ホテルメトロポリタン川崎、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル

Contemporary Art Foundation