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CAF賞2024入選作家/伊藤道史《Grounds Renderer》VR参加予約開始

11月26日より開催する、学生対象アートコンペ「CAF賞2024入選作品展」の展覧会期間にあわせ、CAF賞2024に入選した伊藤道史による《Grounds Renderer》を事前にご予約いただけます。会期中は当日のご予約も可能ですが、事前にご予約いただくことでお待ちいただくことなくスムーズにご鑑賞いただけます。みなさまのご参加、心よりお待ち申し上げます。

事前予約制(無料)
https://www.jicoo.com/t/michibumiito/e/GROUNDSRENDERER2024

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《Grounds Renderer》について
日本各地に埋められた地震計のリアルタイムデータや、地面をモチーフにしたVR作品。
「Ground」という言葉は「土地・地面」と「根拠・基盤」の二重の意味で、私たちの足場・土台を示している。本作は、無数に仮想空間が生まれる現代、その幻想性/仮設性の中で、我々が地に足をつく地面・根拠の存在を確かめ直すための空間を生成(レンダリング)する。
絵画平面や映像、ゲーム空間の遠近法が生み出していた消失点や無限遠、その直線上に整理された風景、それに向き合う〈私〉。そんな秩序とは無関係に、地球はプレートテクトニクスによって毎秒ごとに巨大な動きを見せる。私たちが足を降ろす地面こそが変化を続けている状況は、ポストトゥルースといわれるこの無根拠な同時代の空間性に、新たな視点を加えられるだろうか。

開催日:11月26日(火)〜12月1日(日)
時間:11:30〜19:00
各30分ごとの予約
※ 26日は最終審査の都合で事前予約を受け付けておりませんが、審査時間外は体験可能ですのでお声がけください。
※ 最終日12月1日(日)のみ17:00まで。

会場:代官山ヒルサイドフォーラム
(東京都渋谷区猿楽町18-8 )
https://www.jicoo.com/t/michibumiito/e/GROUNDSRENDERER2024

《Grounds Renderer》VR view image and Installation view

《Grounds Renderer》device

作品情報:
タイトル|Grounds Renderer
制作年|2024
形式|VR
マテリアル|ヘッドマウントディスプレイ、センサー装着具、スピーカー

クレジット:
アーティスト|伊藤道史
制作協力|松本 悠
デバイス|nyu ( Larvae yeT )
サウンド|永田風薫
プロデュース・マネジメント|ippaida storage
グラフィック|外谷大樹

提供・出典元:
地図1|気象庁ホームページ
地図2|気象庁気象研究所地震津波研究部 弘瀬冬樹氏
プレート形状CG | 同 弘瀬冬樹氏
観測点情報|気象庁 震度観測点 JSON
地震情報|防災科学技術研究所

支援:
令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 国内クリエイター発表支援プログラム
アーティスト・クリエイター支援プログラム NEWVIEW OPEN CALL 2023

協力:東京藝術大学大学院映像研究科



伊藤道史

東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
感覚や世界認識の体系を組み替え創造する芸術のあり方を、VRや詩を用いて探究する実践を行う。本来人間に不可知な存在が空間に出現したり、不可知なものにアクセスするための身体になることができる空間をモチーフに、近作では、実在の地面と幻想の地平、その上で扱われる根拠律や座標系と〈私〉や一人称の関係を探る作品を発表している。近年の活動に巡回展「GROUNDS RENDERER」(デカメロン/表参道ヒルズ/PARA神保町/NEUU/東京藝術大学、東京/横浜、2024)や、「目映さのバックアップ/Backup of the Eye’s Reflection(まぶしさのバックアップ)」(NEUU、東京、2024)、「NEWVIEW FEST2023」(渋谷PARCO、東京、2023)、個展「CONATUS/私であることの試み」(NEORT++、東京、2022)など。
HP:https://linktr.ee/Michibumi

Contemporary Art Foundation