「CAF・レジデンシー・プログラム」は現代芸術にかかわるアーティストを対象とした助成事業です。次なる世代の柱となる才能あるアーティストを選抜し、国際的に活躍するきっかけを提供することを目的に実施しています。選考委員によって選ばれた2名には、アメリカNYのブルックリン実験アート財団(BEAF)での3ヶ月にわたる滞在研究の機会が与えられます。
① 応募条件
② 応募方法・提出物
ページ右下にある応募ボタンよりご応募ください
③ 選考方法
提出物にて審査
選考委員内にて審査
選考委員によるインタビュー審査
最終インタビューも含め、
全てオンラインで行われます
④ スケジュール
東京オペラシティアートギャラリー
シニア・キュレーター
野村しのぶ
Shino NOMURA
主な展覧会に「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」(2022)、「カミーユ・アンロ|蛇を踏む」(2019)、「単色のリズム 韓国の抽象」(2017)、「サイモン・フジワラ|ホワイトデー」(2016)、「ザハ・ハディド」(2014)、「さわ ひらき Under the Box, Beyond the Bounds」(2014)、「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」(2010)、「都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み」(2009)、「伊東豊雄 建築|新しいリアル」(2006)、「アートと話す/アートを話す」(2006)。収蔵品展、若手作家紹介シリーズ project Nも担当。外部の仕事に大林財団《都市のヴィジョンーObayashi Foundation Research Program》推薦選考委員、Tokyo Contemporary Art Award選考委員など。
Photo: ITAMI Go
インディペンデント・キュレーター
吉竹美香
Mika YOSHITAKE
ハーシュホーン美術館と彫刻庭園(ワシントンD.C.)元キュレーター (2011–2018年)。カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)より修士号および博士号取得。博士論文をもとに「太陽へのレクイエム:もの派の芸術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2012年)を企画し、国際美術評論家連盟アメリカ支部(AICA-USA)より受賞。開催予定も含む主な展覧会=草間彌生の特別巡回展 「Infinity Mirrors」(ハーシュホーン美術館と彫刻庭園、ワシントンD.C.、 2017–2019年)、「パレルゴン:1980-90年代日本美術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2019年)、「奈良美智 国際回顧展」(ロサンゼルス・カウンティ美術館、2020年、ゲストキュレーター)、草間彌生展「KUSAMA:Cosmic Nature」(ニューヨーク植物園、2021年、ゲストキュレーター)。草間彌生回顧展「YAYOI KUSAMA:1945–NOW」(M+、香港、2022年、ドリュン・チョンとの共同企画)、「息(る):気候変動と社会正義(Breath(e): Towards Climate and Social Justice)」(ハマー美術館、ロサンゼルス、2024年、グレン海乃との共同企画)。また、村上隆回顧展「©Murakami」(ロサンゼルス現代美術館、2007年)、「李禹煥」展(グッゲンハイム美術館、2011年)にも携わり、カタログに寄稿。「ターゲット・プラクティス」(シアトル美術館、2009年)、 「カール・アンドレ:場所の彫刻1958–2010」(Dia Art Foundation、2014年)、「東京1955-1970:新しい前衛」(ニューヨーク近代美術館、2012年)のカタログにも寄稿。
Photo: Winnie Yeung
@ Visual Voices
ブルックリン実験アート財団 (BEAF)
共同創設者・
エグゼクティブ・ディレクター
斯波雅子
Masako SHIBA
2002年にラトガーズ州立大学美術史学部を卒業後、ニューヨークを拠点として主にアジア文化系団体でのマネジメントに従事。ジャパン・ソサエティー・ギャラリーやアジア・ソサエティ美術館に勤務した後、アジアン・カルチュラル・カウンシル日本財団の初代事務局長を経て、現代アート事業会社の起業に取り組むとともに、ブルックリンの非営利団体J-Collaboの初代エグゼクティブ・ディレクターを務めた。その後、新たにBEAF(ブルックリン実験アート財団)を共同創立し、アーティスト・レジデンシー・プログラムや研究支援を通じて、日本人をはじめとしたアーティストのサポートを活動の主軸としている。
また、コンセプチュアルなデジタルアートでの事業化を目指し、Web3関連企業ONBDを共同設立し、宇宙事業スタートアップSpacetainment社でアート事業の統括を務め、史上初の国際宇宙ステーション外壁での展示プロジェクトを監修。さらに、Study vol.3大阪関西国際芸術祭の一部企画展キュレーターとしてその作品を世界初公開展示するなど、様々な機関に関わっている。近年は特にデジタルアートのスペシャリストとして、サンフランシスコのアジアンアート美術館で開催された村上隆個展の公式カタログに寄稿し、NFT NYCやWebXなどの学会で登壇の機会も多い。
Photo: Dave Krugman
ブルックリン実験アート財団(BEAF)は、ニューヨークを拠点とする非営利団体です。レジデンシーを中心とした文化交流活動や、企画展・レクチャーを含む研究支援を主要な活動とし、アートの持つ変革力を活用しながら、新たな多様性の時代における豊かな対話の場を創出することを目指しています。
(https://www.beaf.art/home)