CAF RESIDENCY PROGRAM

CAF・レジデンシー・プログラムについて

「CAF・レジデンシー・プログラム」は現代芸術にかかわるアーティストを対象とした助成事業です。次なる世代の柱となる才能あるアーティストを選抜し、国際的に活躍するきっかけを提供することを目的に実施しています。選考委員によって選ばれた2名には、アメリカNYのブルックリン実験アート財団(BEAF)での3ヶ月にわたる滞在研究の機会が与えられます。

助成について

対象者 
2名(ユニットやコレクティブは1名と換算します)
助成内容
アメリカNY・ブルックリン実験アート財団(BEAF)にて3ヶ月間のレジデンス滞在

募集要項

① 応募条件

  • 大学・大学院などの教育機関を卒業後、5〜10年程度のもの
  • 日本国籍を所有するもの、あるいは日本在住のもの
  • 作品ジャンル不問
  • ユニットやコレクティブなど複数名での応募も可
    ただし、全員が応募条件を満たしていること
  • 受賞時にプロフィールや氏名、肖像画像の発表が可能であるもの
  • 2025年6月(予定)に行われる審査に参加できること
  • 著作権の扱いは全て作者本人に帰属

② 応募方法・提出物

ページ右下にある応募ボタンよりご応募ください

  • エントリーシート
    システムに直接ご入力ください
  • ポートフォリオ
    CV、アーティストステイトメント、過去の展示を含むもの

③ 選考方法

一次選考

提出物にて審査

>>

二次選考

選考委員内にて審査

>>

最終選考

選考委員によるインタビュー審査

最終インタビューも含め、
全てオンラインで行われます

④ スケジュール

募集期間
2025年2月1日〜3月31日18:00まで
一次選考
2025年4月
二次選考
2025年5月
最終選考
2025年6月

サポート

  • 出品料無料

成果報告

  • プログラム開始後、滞在内容について週間報告を提出していただきます。
  • 助成対象期間終了後1ヶ月以内にオンラインまたは対面にて成果報告会を行います。
  • 滞在後は弊社HPやBEAFでのインタビューやマーケティングにご協力いただく場合がございます。

審査員

  • 東京オペラシティアートギャラリー
    シニア・キュレーター

    野村しのぶ

    Shino NOMURA

    主な展覧会に「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」(2022)、「カミーユ・アンロ|蛇を踏む」(2019)、「単色のリズム 韓国の抽象」(2017)、「サイモン・フジワラ|ホワイトデー」(2016)、「ザハ・ハディド」(2014)、「さわ ひらき Under the Box, Beyond the Bounds」(2014)、「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」(2010)、「都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み」(2009)、「伊東豊雄 建築|新しいリアル」(2006)、「アートと話す/アートを話す」(2006)。収蔵品展、若手作家紹介シリーズ project Nも担当。外部の仕事に大林財団《都市のヴィジョンーObayashi Foundation Research Program》推薦選考委員、Tokyo Contemporary Art Award選考委員など。

    Photo: ITAMI Go

  • インディペンデント・キュレーター

    吉竹美香

    Mika YOSHITAKE

    ハーシュホーン美術館と彫刻庭園(ワシントンD.C.)元キュレーター (2011–2018年)。カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)より修士号および博士号取得。博士論文をもとに「太陽へのレクイエム:もの派の芸術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2012年)を企画し、国際美術評論家連盟アメリカ支部(AICA-USA)より受賞。開催予定も含む主な展覧会=草間彌生の特別巡回展 「Infinity Mirrors」(ハーシュホーン美術館と彫刻庭園、ワシントンD.C.、 2017–2019年)、「パレルゴン:1980-90年代日本美術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2019年)、「奈良美智 国際回顧展」(ロサンゼルス・カウンティ美術館、2020年、ゲストキュレーター)、草間彌生展「KUSAMA:Cosmic Nature」(ニューヨーク植物園、2021年、ゲストキュレーター)。草間彌生回顧展「YAYOI KUSAMA:1945–NOW」(M+、香港、2022年、ドリュン・チョンとの共同企画)、「息(る):気候変動と社会正義(Breath(e): Towards Climate and Social Justice)」(ハマー美術館、ロサンゼルス、2024年、グレン海乃との共同企画)。また、村上隆回顧展「©Murakami」(ロサンゼルス現代美術館、2007年)、「李禹煥」展(グッゲンハイム美術館、2011年)にも携わり、カタログに寄稿。「ターゲット・プラクティス」(シアトル美術館、2009年)、 「カール・アンドレ:場所の彫刻1958–2010」(Dia Art Foundation、2014年)、「東京1955-1970:新しい前衛」(ニューヨーク近代美術館、2012年)のカタログにも寄稿。

    Photo: Winnie Yeung
    @ Visual Voices

  • ブルックリン実験アート財団 (BEAF)
    共同創設者・
    エグゼクティブ・ディレクター

    斯波雅子

    Masako SHIBA

    2002年にラトガーズ州立大学美術史学部を卒業後、ニューヨークを拠点として主にアジア文化系団体でのマネジメントに従事。ジャパン・ソサエティー・ギャラリーやアジア・ソサエティ美術館に勤務した後、アジアン・カルチュラル・カウンシル日本財団の初代事務局長を経て、現代アート事業会社の起業に取り組むとともに、ブルックリンの非営利団体J-Collaboの初代エグゼクティブ・ディレクターを務めた。その後、新たにBEAF(ブルックリン実験アート財団)を共同創立し、アーティスト・レジデンシー・プログラムや研究支援を通じて、日本人をはじめとしたアーティストのサポートを活動の主軸としている。
    また、コンセプチュアルなデジタルアートでの事業化を目指し、Web3関連企業ONBDを共同設立し、宇宙事業スタートアップSpacetainment社でアート事業の統括を務め、史上初の国際宇宙ステーション外壁での展示プロジェクトを監修。さらに、Study vol.3大阪関西国際芸術祭の一部企画展キュレーターとしてその作品を世界初公開展示するなど、様々な機関に関わっている。近年は特にデジタルアートのスペシャリストとして、サンフランシスコのアジアンアート美術館で開催された村上隆個展の公式カタログに寄稿し、NFT NYCやWebXなどの学会で登壇の機会も多い。

    Photo: Dave Krugman

 

ブルックリン実験アート財団(BEAF)
について

ブルックリン実験アート財団(BEAF)は、ニューヨークを拠点とする非営利団体です。レジデンシーを中心とした文化交流活動や、企画展・レクチャーを含む研究支援を主要な活動とし、アートの持つ変革力を活用しながら、新たな多様性の時代における豊かな対話の場を創出することを目指しています。
(https://www.beaf.art/home)

BEAF

問い合わせ先

公益財団法人現代芸術振興財団

TEL
03-6441-3264
E-mail
contact@gendai-art.org

Contemporary Art Foundation