CAFAA賞は(CAF・アーティスト・アワード)は、現代芸術にかかわるアーティストを対象としたアートアワードで、次なる世代の柱となるアーティストを選抜し国際的に活躍するきっかけを提供することを目的に2015年より実施しています。審査によって選ばれたグランプリ受賞者には、賞金300万円に加え、アメリカNYのブルックリンにあるJ-Collaboとの提携によりNYのアートシーンを牽引する活気にあふれたブルックリンで3ヶ月にわたる滞在制作の機会が与えられます。
本年のCAFAA賞は、教育機関を卒業して5年から10年程度のアーティストの皆さまが対象です。財団の事業を通じ出会った若手のアーティストの方々とお話しする中で、海外のAIRに挑戦したいが、繋がり、語学、金銭面で不安が多いという声を多く耳にしました。CAFAA賞が今後のご活躍の場を広げる一つの足がかりになればという想いで開催いたします。
滞在中のプログラム内容は、美術館やギャラリー訪問、現地のアーティストとの交流、作品の制作など受賞者の方のご希望や適性に沿って一緒に作っていきます。必要に応じて英語のサポートも行うことが可能ですので、NYでたくさんのことを吸収したいという意欲のある皆さまのご応募を心よりお待ちしております。
募集期間2023年2月1日(水)から
3月31日(金)18:00
出品料 無料
賞金300万円
J-COLLABO レジデンス滞在製作
(NY、アメリカ、2023年予定、3ヶ月)
※現地でのレジデンス先やプログラムの内容、日程等は
受賞者と協議の上変更になる場合もございます。
東京オペラシティアートギャラリー
シニア・キュレーター
野村しのぶ
Shino NOMURA
主な展覧会に「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」(2022)、「カミーユ・アンロ|蛇を踏む」(2019)、「単色のリズム 韓国の抽象」(2017)、「サイモン・フジワラ|ホワイトデー」(2016)、「ザハ・ハディド」(2014)、「さわ ひらき Under the Box, Beyond the Bounds」(2014)、「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」(2010)、「都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み」(2009)、「伊東豊雄 建築|新しいリアル」(2006)、「アートと話す/アートを話す」(2006)。収蔵品展、若手作家紹介シリーズproject Nも担当。外部の仕事に大林財団《都市のヴィジョンーObayashi Foundation Research Program》推薦選考委員、Tokyo Contemporary Art Award選考委員、国際交流基金「11 Stories on Distanced Relationships」共同企画(2021)など。
Photo: ITAMI Go
インディペンデント・キュレーター
吉竹美香
Mika YOSHITAKE
ハーシュホーン美術館と彫刻庭園(ワシントンD.C.)元キュレーター(2011–2018年)。カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)より修士号および博士号取得。博士論文をもとに「太陽へのレクイエム:もの派の芸術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2012年)を企画し、国際美術評論家連盟アメリカ支部(AICA-USA)より受賞。開催予定も含む主な展覧会=草間彌生の特別巡回展 「Infinity Mirrors」(ハーシュホーン美術館と彫刻庭園、ワシントンD.C.、 2017–2019年)、「パレルゴン:1980-90年代日本美術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2019年)、「奈良美智 国際回顧展」(ロサンゼルス・カウンティ美術館、2020年、ゲストキュレーター)、草間彌生展「KUSAMA:Cosmic Nature」(ニューヨーク植物園、2021年、ゲストキュレーター)。草間彌生回顧展「YAYOI KUSAMA:1945–NOW」(M+、香港、2022年、ドリュン・チョンとの共同企画)、「息(る):気候変動と社会正義(Breath(e): Towards Climate and Social Justice)」(ハマー美術館、ロサンゼルス、2024年、グレン海乃との共同企画)。また、村上隆回顧展「©Murakami」(ロサンゼルス現代美術館、2007年)、「李禹煥」展(グッゲンハイム美術館、2011年)にも携わり、カタログに寄稿。「ターゲット・プラクティス」(シアトル美術館、2009年)、 「カール・アンドレ:場所の彫刻1958–2010」(Dia Art Foundation、2014年)、「東京1955-1970:新しい前衛」(ニューヨーク近代美術館、2012年)のカタログにも寄稿。
Photo: Winnie Yeung @ Visual Voices
J-Collabo/
エグゼクティブ・ディレクター&理事
斯波雅子
Masako SHIBA
2002年にラトガーズ州立大学美術史学部を卒業後、ニューヨークを拠点として主にアジア文化系団体でのマネージメントに従事。ジャパン・ソサエティー・ギャラリー、アジア・ソサエティ美術館勤務後、2019年にアジアン・カルチュラル・カウンシル日本財団の初代事務局長を経て現在は現代アート事業会社を起業しつつ、ブルックリンの非営利団体J-Collaboの初代エグゼクティブ・ディレクターとして日本人アーティストに特化したアーティスト・レジデンシー・プログラムと展覧会スペースのキュレーションを手がけている。その他、コンセプチュアルアートを事業化する試みとして、NFTキュレーション会社ONBDを共同設立し、宇宙事業スタートアップSpacetainment社のアート事業統括と米国代表をしつつ、ニューミュージアムの付属機関、New Inc.のメンター、ダライ・ラマ14世公式バイオグラフィー作品展実行委員を務める等様々な機関に関わっている。近年は特にNFTスペシャリストとしてWeb2/Web3問わず登壇の機会も多い。
Photo by Davi Russo
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提出物(エントリーシート、ウェブサイト/ポートフォリオ)にて審査
審査員による対面審査(一部オンラインで行う可能性もあります)
ニューヨーク、ブルックリン地区に拠点を置くJ-Collaboは、2008年の創立以来、非営利団体として、日本文化を伝える活動を行ってきた。2022年度より新たな試みとして、日本からの招聘作家の支援に特化したアーティスト・レジデンシー・プログラムを開始。現地のアーティスト、キュレーター、美術団体との交流によるアーティストの成長を促すと同時に、オープンスタジオ等を通して地元コミュニティへの異文化交流体験を提供。また、一階展覧会スペースでは「日本」という概念を起点とした、新たなアートの表現方法の提示を試みる企画展が予定されている。
(J-Collabo https://www.j-collabo.org/)