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会期
2018年11月27日(火)〜12月2日(日) 
会期中無休 入場無料
11:00−19:00 
※最終日のみ17:00閉場

会場
代官山ヒルサイドテラスF棟 ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8
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協力
モーガン・アート・ファウンデーション、
アジア・ソサエティ香港センター

関連トーク
「ラブ&ピース&カタストロフと美術のちから」
近藤健一(森美術館)×手塚美和子(本展キュレーター)
11月29日(木)19:15〜2015
会場:代官山ヒルサイドフォーラム(本展会場)
参加:予約不要、参加無料
現在、森美術館で開催中の「カタストロフと美術のちから」展キュレーターの近藤健一氏をお招きし、本展キュレーターの手塚美和子とのトークイベントを開催いたします。人々や社会に対し、いったいアートはどのような力を持ち得るのでしょうか。「愛」や「平和」のメッセージを投げかけ続けたロバート・インディアナと、大惨事に対するアーティストたちの取り組みを紹介する「カタストロフと美術のちから」展を中心に二人が語ります。

本展について

 公益財団法人現代芸術振興財団は、「LOVE & PEACE:ロバート・インディアナ追悼展」を、2018年11月27日〜12月2日にかけて開催いたします。 新宿のパブリック彫刻「LOVE」で日本でも知られるロバート・インディアナ(1928-2018)は、ポップ・アートやハード・エッジの文脈で高く評価されるアーティストです。作家は2018年5月に惜しまれつつもこの世を去りましたが、生涯「Poeple’s Painter(人々のための画家)」であらんとし、「愛」や「平和」を謳い続けたそのアートは、時代を超えて、これからも人々に語りかけていくことでしょう。
本展では、NY拠点の手塚美和子をゲスト・キュレーターに迎え、当財団の会長・前澤友作のコレクションとともに、インディアナの重要作品を数多く所蔵するモーガン・アート・ファウンデーションのコレクションをお借りし、平面や立体作品十数点を展示いたします。国内では個展の機会がほとんどなかったインディアナのアートに迫る、またとない展覧会となります。

展覧会に寄せて

私は画家のなかの画家であるだけなく、
人々のための画家でありたい

ロバート・インディアナ、1961年

 本展は、今年5月に逝去した著名アメリカ人アーティスト、ロバート・インディアナの追悼展です。インディアは1960〜70年代に台頭したポップ・アートとハード・エッジの巨星として、これらのムーブメントが世界を席巻するなか絶大な存在感を放ち、多くのアーティストやデザイナーに影響を与えました。彼のペインティングや彫刻に登場する「O」の字を傾けた「LOVE」の表象は、現代の視覚文化における新たな共通言語となり、アートやポップ・カルチャーの領域でアイコンとして広く知られるようになりますが、その背後にいつもあったのは、人々の生活における愛と平和への、作家のヒューマニスティックな信条でした。
孤児として生まれ、インディアナ州の義両親のもとで育った作家を絶え間ない創作活動へと向かわせたのは、溢れる才能と確固たる決意、そして理想を追求する姿勢でした。本展では、1960年代〜2000年代の長きにわたるインディアナのアーティスティック・キャリアと人生を重要作品からご紹介するとともに、今日もなお問題となっている反戦運動をはじめとした、この時代の人々の奮闘のあとを辿ります。紛争にまみれ対立関係が顕著となっていくかに見える現代社会において、ロバート・インディアナのアートは人々に、直接的に、そして明快に語りかけるでしょう。
(ゲストキュレーター:手塚美和子)

Photo by Elsa Ruiz

キュレーター

手塚美和子

てづか・みわこ 「荒川修作+マドリン・ギンズ 天命反転財団」 顧問キュレーター、ポンジャ現懇・共同主宰。2005年、コロンビア大学大学院にて日本戦後美術研究で博士号取得。アジア・ソサエティー(NY)アソシエイト・キュレーター、ジャパン・ソサエティー(NY)館長を歴任後、現職。両館でアジアの作家の展覧会を企画する一方、2018年には作家生存中に実現した最後の展覧会「LOVE Long:Robert Indiana and Asia」(アジア・ソサエティー香港センター)を企画した。

作品

Robert Indiana,Philadelphia LOVE, 1972
Oil on canvas, 91.4 × 91.4 cm, Private collection
Photo: Kevin Ryan Image, New York. Image courtesy of RI Catalogue Raisonné LLC.
Robert Indiana,LOVE, 1966
Polychrome aluminum, 182.9 × 182.9 × 91.4 cm
Courtesy of Contemporary Art Foundation.

Robert Indiana,TheElectric LOVE, 1966/2000
Polychrome aluminum with electric lights, 182.9 × 182.9 × 91.4 cm, Private collection
Image courtesy of RI Catalogue Raisonné LLC.
Robert Indiana,TheElectric EAT, 1964-2007
Polychrome aluminum, stainless steel, and light-bulbs, 198.1 × 198.1 × 17.8 cm, Private collection
Image courtesy of RI Catalogue Raisonné LLC.

同時開催

CAF賞2018 入選作品展覧会 2018年11月27日(火)~12月2日(日)
11:00−19:00
※最終日のみ17:00閉場 代官山ヒルサイドテラスF棟ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8

木村翔馬個展 
DREAMのあとから
(浮遊する絵画とVRの不確定)
2018年11月23日(金・祝)~12月2日(日)
10:30−18:30ninetytwo 13 gallery
東京都港区赤坂9-2-13

お問い合わせ

公益財団法人現代芸術振興財団 
TEL:03-6441-3264 E-mail:contact@gendai-art.org